フィードバック・ループを回しながら、高速に製品・サービスの価値を高めていくためには、良質なフィードバックが必要です。

そして、良質なフィードバックを得るには、フィードバック・ループそのものの質を向上させる必要があります。

 

フィードバックの「質(クオリティ)」は、以下の公式で決まります。

 

フィードバックの質=仮説の質×実験の質×被験者の質×判断の質

 

  • 仮説の質:仮説の適切さ、実験に適したサイズ、抽象性の排除、など
  • 実験の質:手段選択の適切さ、シンプル、被験者に悟られない、実験タイミングや期間、複数の仮説を含まない、など
  • 被験者の質:ターゲット選択の適切さ、実験タイミング、など
  • 判断の質:メトリクスの正しさ、KPIの正しさ、仮説との関係、など

 

すべて「乗算」であることに注意して下さい。ひとつでも「0(ゼロ)」が含まれれば、

フィードバックの価値も「0」になります。

 

良質なフィードバックが得られないと感じたら、この公式を思い出して下さい。

修正すべき点が明確になります。